退職後、私が最も気にしていたのは子どもの保育園をどう守るか。
子どもは当時まだ1歳。フルタイム勤務は体力的にムリ。でも保育園は絶対に失いたくない。
そこで私が選んだのは、失業保険をもらいながら週3日派遣で働くという方法です。
これなら保育園も継続でき、働く時間も無理のない範囲に抑えられます。
①失業保険を申請するまでの現実📝
5月末に退職し、12日間の待機期間を経て6月に失業保険を申請しました。
実際の受給開始はさらに約1か月後、7月後半からです。
退職すると、これまで給与天引きだった固定費の存在感に改めて気づきます。
私の場合は…
- 国民年金:約1.8万円/月
- 国民健康保険:約3万円/月
- 住民税:約1万円/月
固定費だけで月6万円近くかかることに、思わず「給与天引きってありがたい…」と実感しました。
無収入の期間でも、必要な支払いは滞りなく処理する必要があります。
②扶養に入らなかった理由🚫
「扶養に入れば少しラクになるかも」と考える方もいるかもしれません。
しかし、失業保険も収入扱いになるため、社会保険上の扶養に入ることはできません。
また、株の利益も「収入」として扱われるため、扶養に入るのは正直かなり難しいんです。
ありがたいことに、ちょいちょい利益は出ているので、うれしい反面“扶養の壁”は余計に越えやすくなってしまいます。
さらに私の場合、失業保険の給付額は週4日支給で月10万円ちょっとになる計算。
そこに、保育園継続のために必要な派遣での収入が加わると、月の収入は約22〜25万円。
パートや派遣でも月108,000円を超えると扶養から外れる計算のため、「どうせ外れるなら最初から自分でやる!」と割り切りました。
扶養に入らないと国民健康保険や年金の負担が増えますが、時給や時間を気にせず、自由に働ける選択肢が広がるのも事実です。
③週3勤務を探す苦労🔍
失業保険を受給しながら働く場合、週20時間未満が条件。
派遣会社で20時間未満だと「日雇い派遣」扱いになり、紹介案件は少なめです。
さらに紹介には、
- 世帯年収500万円以上
- 本人の年収が世帯収入の50%未満
の証明が必要でした。
私は育休明けで前年収が低く、ギリギリセーフ。
希望条件(週3日、1日6時間以内)で探すと求人はかなり少なく、週4日以上や時間長めの募集が中心。
もちろん、アルバイトやパートなどの直接雇用だと週3日時短の案件もありましたが、時給が安く、生活費をカバーするには少し物足りません。
派遣であれば時給も高めで、必要な収入を確保しやすく、保育園継続も叶いやすいのです。
💪おわりに:扶養に入らない生活のリアル
扶養に入らない分、固定費の負担は増えます。
退職後14日以内に区役所で国保・年金の手続きを完了しました。
書類が多くて一瞬頭を抱えましたが、必要な手続きを早めに済ませることで安心感が得られます。
現在の生活は、
- 失業保険
- 週3日派遣
- 扶養に入らない
の三本柱で回っています。
生活費はカツカツですが、保育園を守りつつブランクを作らず働ける方法です。
派遣は契約期間が決まっているので辞めやすく、子どもの体調不良にも対応しやすい点も助かっています。